ミウの歌〜Love of Siam〜 イントロダクション
 
 2007年に一大センセーションを巻き起こしたヒット作が日本で2009年6月より、ついに劇場公開される。
 タイではアクションやホラーがヒットする中で<ドラマ>は流行らないといわれた。
 そんな中、タイ映画界の新星チューキアット・サックウィーラクン監督が、学生時代から4年の歳月をかけ構想したこの作品は
 製作会社から期待されていなかった為、高額予算をかけずに制作された。
 有名な俳優を主役に迎えず、ほぼ新人を起用。
 主人公のミウ役のピッチに関しては監督の学生時代の後輩で全くの素人だったのだ。
 そして、この映画を撮る前の監督の前作のホラー映画「レベル・サーティーン」(2005年)は国際的に評価の高かったが、
 実は「ミウの歌 〜Love of Siam〜」を製作するための布石だったという。
 
 しかし、「ミウの歌 〜Love of Siam〜」は本国タイでの劇場公開後、口コミで評判が広がり、
 若者から年配の方までに感動の嵐を巻き起こし、作品や出演者、そして監督を含め高い評価を得た。
 『正直、ここまでの大きな話題となるとは予想していなかった』と監督は当時を振り返る。
 
     

 監督はまだ20代というその瑞々しい感覚で、監督、脚本、そして、映画挿入歌のほとんどを作詞作曲し、
 映画もOST(サントラ)も大ヒットしたのだ。
 劇中で主人公ミウ率いる<August(オーガスト)>というバンドはこの映画から現実になり、
 ピッチたちは実際に監督プロデュースの元、本格的にアーティストデビューした。
 OSTはタイ国内のCDショップでは売り切れて手に入らないことも話題になった。
 
 そして、現在までに下記のように数々の国際映画祭へ招待作品となり、名誉ある賞を受賞している。
 感動の熱は今でも冷めやらず、2009年の今もタイ国内ファンだけでなくアジア各国、アメリカなどの海外まで広がっている。
 
 
タイ 2007年度 スパンナホン映画大賞 - 作品賞、監督賞、助演女優賞 受賞
 タイ 2007年度 バンコク映画評論家連盟 映画大賞 - 作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞、脚本賞、音楽賞 受賞
 タイ 2007年度 スター・エンターテイメント大賞 - 作品賞、監督賞、主演女優賞、助演女優賞、脚本賞、音楽賞 受賞
 タイ バンコク国際映画祭2008出品
 韓国 富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭2008出品
 フィリピン 第10回シネマニラ国際映画祭出品
 ブラジル 第16回FESTIVAL MIX BRASIL出品 Audience Award受賞
 アメリカ 第32回ポートランド国際映画祭出品
 日本 アジアフォーカス2008福岡国際映画祭出品
 日本 大阪アジアン映画祭2009出品 観客賞 受賞

 
 この作品を観た後、あなたのそばにたくさんの愛があることに改めて気づくだろう。
 そして、やさしい気持ちで家族や友達、恋人にあなた自身が愛を与えることができると思う。
 2009年初夏、ミウのメロディにのせて、日本の皆さんへあまずっぱい愛の風が届くことを約束できる作品である。
 
     
 


 ストーリー


 幼馴染みの2人の少年、ミウとトン。
 子供の頃は近所に住んでいて、一緒に遊んだり、困った時は助け合ったりする無二の親友だった。
 ミウはお婆ちゃんと2人暮し。トンは両親と姉テンとの4人家族。
 しかし、トンの姉テンの失踪を機に、トンの家は引越していってしまう。
 
 高校3年になったある日、若者が集まる街“サイアム・スクエア”で2人は偶然再会する。
 トンの家族は姉テンの失踪の影を引いていて、ずっとぎくしゃくしていた。
 トンのお父さんは、テンの失踪を自分のせいだと自分を責め、アルコールで紛らわす日々を送っていた。
 お母さんがひとりで頑張っているものの、もはや限界状態だった。
 
     
 
 トンには美人の彼女がいるのだが、うまくいってない。
 一方ミウは、お婆ちゃんを亡くし、ずっとひとりで暮らしてきた。
 音楽が好きで、曲の提供とボーカルをやってるバンド“August(オーガスト)”はメジャーデビューの話も出ていて
 それなりに楽しくやっているが、心のどこかにはいつも孤独感があった。
 
 ミウとトン、お互いの気持ちを理解できる2人は、互いに重要な存在になる。
 ただそれは、深い友情なのか、それとも恋とは違うのか・・・?
 戸惑う2人と、それぞれ悩みを抱えている家族や仲間たちを通して、愛とは何かを問う。

 
 
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